1.子宮血流への効果 方法:中りょう穴への刺激
上のグラフは子宮動脈の血管抵抗値(RI:resistance index)を示しています。
鍼灸治療を行った後に、抵抗値が有意に減少しています。
抵抗値が減少するということは、子宮動脈の血流が増加していると考えられます。
2.排卵への効果 方法:陰部神経への刺激
骨盤内の臓器に関連する神経の一つである陰部神経に鍼と電気の刺激を併せて行った結果です。
同じ卵巣刺激条件下で陰部神経鍼通電療法を3周期行った後の採卵において45.3%の周期で
採卵個数が増加しました。
3.ART難治症例に対する鍼灸治療の臨床的検討
高度生殖医療を5回以上行うも結果が出ていなかった方に鍼灸治療を行った経過です。
43%が妊娠に至り、そのうち68%の方が鍼灸治療開始後1回目の胚移植でした。
ARTを10回以上不成功の方も妊娠されています。
4. 不妊症患者の抑うつ症状に対する鍼灸治療の効果
エディンバラ産後うつ病自己調査票(EPDS)を指標に鍼灸治療の効果を検討しました。
得点が減少したことから、鍼灸治療を続けると気持ちの落ち着きや不安の解消につながりました。
特に、不安が強い高得点者では得点が大きく減少し、より効果的であったとの結果になりました。
参考資料 明生鍼灸院
http://meiseiacp.com/